近頃、３歳の子どもがやたらとお友達の
真似をしたがるようになってきました。

「〇〇ちゃんがスイミングに行ってるから、私も行きたい！」
「〇〇ちゃんが犬飼うんだって。私も飼いたい！」
「〇〇ちゃんがエルサみたいに髪結んでたから、私にもやって！」

自分のことだけでなく、周りのことに興味を持ち始めた
証拠ですね。

それだけでなく、周りからどう見えるかも気にするようになり、
「恥ずかしい」というのもよく言うようになりました。

良いと思うことを真似すること。
これは大人になっても成長するためにすごく大事なことですね。

例えば現代がこれだけ便利になっているのは
昔の人の知恵や発明を真似して、そこから
新しいアイデアを追加した結果生まれています。

「温故知新」、「守破離」
先人が通ってきた道をしっかり受け継いで
そこから新しいものを作り出す。
そうしないと限りある人生の中で、
同じ道を辿るだけで先に進むことはできません。

スポーツでも、仕事でも、うまく行っている人を
よく見て真似することで自分も成長できますね。

自己流にばかりこだわっていては
限界が見えてしまいます。

イチロー選手も、大谷選手も、きっと目標とする選手がいて
その選手の真似をして学びながら、徐々に自分のやり方を
磨いていったのではないかと思います。

うまくいくやり方（見本）をしっかりと習得し（守）、
他のやり方についても考えて取り入れ（破）、
そこから発展して独自の新しいものを生み出す（離）。

子どももゆっくりと、でも確実にこの道を
歩んでいるのだと感心しました。

子育ては学びの連続です。
体は小さくても、しっかり考えているし、
敏感に色々なことを感じ取っています。

親の影響は大きく受けてしまうので、
接し方や声がけの仕方、考えさせるように誘導すること。

子どもの将来のためにも、私自身も子育てにおける
「守破離」をしっかりと辿っていきたいと思います。