北京五輪が開幕し、金メダル第一号となった小林陵侑選手。

高校までは目立つ成績は残せていなかったものの、レジェンド葛西さんが才能を見出して
実業団へ誘ったことからみるみる成長し、その後の活躍し続けているそうですね。

人との出逢いは本当に大事なきっかけになると思います。
素晴らしい結果を残している選手は、必ずといっていいほど
飛躍するきっかけとなるコーチや指導者との出逢いがあるように思います。

もちろん本人の並々ならぬ努力は大前提にありますが、
厳しい競合いの世界では運も相当大事なのでしょう。

一方で今回、惜しくも4位という結果になった高梨沙羅選手。
若くして最前線で活躍してきた彼女は、それゆえのプレッシャーもあったでしょうし、
この4年間、フォームも変えて決死の覚悟で臨んできたと聞きます。

トップに君臨してきた選手が、今までのやり方を変えて
ゼロから作り上げるというのは相当勇気がいると思います。

その結果が4位ということで、「結果に満足している」と
語ったものの、その心中は本人にしかわからない苦しさがあるでしょう。

オリンピックのために色々なことを犠牲にしてきたと思います。
それくらいの覚悟と努力なしでは、オリンピックという舞台に立つことすら
できないでしょう。

そんな高梨選手がメイクをしているのに対して、
「メイクをしている暇があったら練習しろ」と
心無い言葉を言う人もいます。

メイクにかけている時間は練習している時間に比べたら
ほんの僅かだと思います。

それに、女性がメイクをするのは普通のことなのに、
なぜそんなに批判されてしまうのか、悲しくなります。

一般の人が旅行や食事を楽しむのと同じように、
スポーツ選手も興味のあることを楽しむ権利はあります。

ほんの一握りの人しか出場できないオリンピックだからこそ、
期待の裏返しで応援するあまりに私生活にまで
口を出したくなる部分もあるのかもしれません。

どの選手も色々なものを犠牲にして、すべてを賭けて臨む4年に一度の闘い。
これからの競技も色々なドラマがあることでしょう。

そんな気持ちを持ちながら、応援したいと思います。